双姫 Ⅱ
「はい、そろそろ離れましょうね。」
『あ/////』
李樹に言われて
ここが教室だった事を思い出す。
み、皆が凝視してる…恥ずかしい!
「朱音なの!?」
『おはよう!麗桜、聖、永遠。』
「退院おめでとう!制服似合い過ぎでしょ!!」
「可愛過ぎ。」
「しかもスタイル良すぎぃ♪」
『そ、そうかな?』
答えながら自分の席へ向かう。
その時、類と目が合った。
" 蒼翔の方が良かった!!! "
その言葉を思い出し、私は目を逸らした。