双姫 Ⅱ


「はい、そろそろ離れましょうね。」


『あ/////』


李樹に言われて
ここが教室だった事を思い出す。


み、皆が凝視してる…恥ずかしい!


「朱音なの!?」


『おはよう!麗桜、聖、永遠。』


「退院おめでとう!制服似合い過ぎでしょ!!」


「可愛過ぎ。」


「しかもスタイル良すぎぃ♪」


『そ、そうかな?』


答えながら自分の席へ向かう。

その時、類と目が合った。


" 蒼翔の方が良かった!!! "


その言葉を思い出し、私は目を逸らした。


< 68 / 448 >

この作品をシェア

pagetop