双姫 Ⅱ
「俺の…俺の夏休みがぁ……(泣)」
「静かにして下さい、藤先が睨んでいますよ。」
見ると光ちゃんが名簿を持って睨んでる。
『光龍』がちょっと出てるよ…。
「赤点取ったお前が悪い!
夏休みを満喫したいなら朱音に教えて貰え!」
『元からそのつもり。
これから二度と赤点なんか取らないように
優しく厳しく教えて上げるから♪』
「矛盾してるぅ♪」
「愁斗には叩き込んだ方が良いですよ。」
「え゛!?ちょ、何言ってんだよ(汗)」
「そうだね、その方が良いと思う。」
「僕も賛成〜♪」
「朱音、厳しくしろ。優しさはいらねぇ。」
『皆の了解も貰ったし、厳しく教えるね♪』
「…お願いします………。」
拒否権の無い愁斗は涙目で頷いた。