清華魔法学園Ⅰ〜学園生活編〜
早く、本物の楓様のお孫さんが見つかるといいですね。
「紗久、で、俺の所に来るのか?」
アルバーロ様の2度目の問にああ、こんな話をしていたなっと思い出す。
行くも何も......
「行きません。私は彼らの帰る場所であり、彼らの帰る場所を守る者ですから。ここから動くことはできません」
私の答えは初めから決まってる。
百花の意味を知ったあの日から私の意志は何よりも重く、硬い。