Another・Cinderella
先生の目の前に座る。
すると先生はゆっくりと口を開いた。

「名古路さん、あなたは、心筋梗塞を患っています。」

「えっ…?」

心筋梗塞。危険なやつ?私、死なないよね?

「名古路さんの場合は、死に至までではありませんが、今の仕事では、体に負担がかかってしまうでしょう。」

「でっ、でも!私、この仕事大好きなんです!やめたくないんです!」

「分かりますが…」

「何か!何か方法は無いんですか?!」

「そうですねぇ…。出来るだけ安静にしていて欲しいんです。もう少し、仕事の量を減らした方が良いと思います。それと、よく睡眠をとって下さい。しっかりベッドで良い睡眠ができるようにしてください。ストレスを出来るだけ減らしましょう。」

「なら…楽屋にベッドを持っていくのはどうでしょう!!あっ、仕事はちゃんと今よりも減らします!それなら良いですよね?!」

「そうですね。でも危険だと思ったらすぐに言ってください。それと、しっかり薬を飲んで下さいね?」

「はいっ!わかりました!ありがとうございます!!」

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