Another・Cinderella
楽屋にベッドを起き、睡眠をしっかりとる。ストレスを溜め込まない。危険だと思ったら休む。薬をちゃんと飲む。

この条件で仕事への復帰許可を得た。

事務所には言ってある。
毎回楽屋が変わるたびベッドを運んでもらうというのはとても迷惑なことだが、女優という仕事をやめたくはなかった。



「今日の仕事はバラエティー番組の収録と、インタビューよ。調子はどう?」

「今日はいつもよりだるいなぁ。でも!大丈夫。」

「そう。じゃあ出番までは自由だから。また呼びに来るわね。」

マネージャーはそう言って部屋を出て行った。
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