妄想コットンキャンディ
「おぅ」
「あ、☆☆。やほー」

部活帰りにあったあいつ。
別に付き合ってるわけじゃ無いけど、なんとなく一緒に帰る。

「〜〜でさぁ…」

…にしても美味そう。
さっきからあいつが飲んでるお茶。
大した事の無い普通のお茶だけど、部活帰りで飲み物は尽き、喉がカラカラな俺にとっては羨ましくてたまらない代物だ。

「…ちょっと、☆☆?聞いてる?」

「お、おぅ」

「なに?」

ヤッベ、見過ぎたかな。ここは正直に。

「いや、飲み物…いいなって」

「ん。」
「は?」

「だから、これ飲めば?」

「お、おう。さんきゅ」

それを飲んだのは、すっげえ喉が渇いてたから、ってだけだぞ!

[喉が渇いてただけ。]終
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