恋チョイス



あたしは返答につまった。


ゴウダは、とぼけているのだろうか。

それとも、襲われる。
あの夜、そう思ったのは、あたしの気のせい?



「あ、そういえば!」

ゴウダがとつじょ、もんどりうって股間をおさえた。


「てめえ!! 金的攻撃は反則だろうが!」


「いつ、そんなルールができたのよ」


「世界の常識! 男の子のデリケートなところは、狙っちゃだめ!」


「あんたが、追いかけてくるからでしょ」

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