恋チョイス



タワーから、落ちて当然。


けれど、右、左、どちらに落ちるかは、自分にもわからない。

ほんの偶然、ちょっとした気分の差で、物事はチョイスされ、方向がきまってきた。


だからあたし、こんなところで、こんなことしてる。



穴のあいたビーチボールに、息を吹きこむような日々だった。


それも、きのう、終わりをむかえた。

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