恋チョイス



あたしは、ひどい疲れをかんじた。


四人目のシャッフル。

それとも、世界中がシャッフルされているのかな。


あたしは、ナカヅの誤解をとく気にも、あらそう気にもなれなかった。

「わざわざ言われなくても、ナカガワくんが、あたしにもったいたことくらい、わかってるから」



「まあ、わかってるなら、いいけどさ」

ナカヅは、虚をつかれたみたいに首をひき、ぶっきらぼうに念をおした。


「とにかく、今後二度と、タケに近づくなよな」

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