イケメン王子と雪女ちゃん
「じゃあ、凛那…って警戒し過ぎだよ」
ジーッと笹本を見る私
いつも誰かと話すと手が震える
加賀美の時は、不思議な事に震えなかったけど…
ずっと固まってる私の頭の上に加賀美がそっと大きな手を置いた
「そんな怖がってたらいつまでもそのままだぞ?隼人は、オレの親友だから。良い奴だから安心しな」
私は頷く
「み、水城 凛那。さん付けしなくて良い。宜しく」
「分かった!よろしくな水城!」