イケメン王子と雪女ちゃん


「色々。ロック系も聴くし、J-POPも洋楽もクラシックもたまに聴くよ」




「音楽が好きなんだな」




「聴いてると落ち着くってのもあるんだけど、この歌詞にはどんな意味が込められてるんだろうなとか、この言葉の裏にはどんな思いがあるのかとか考えて聴いてる」




「私もそうやって聴いてみようかな…加賀美と居るも見える景色が全然違って見える。

前までの私が見る景色には色何て無かった…けど加賀美に出会って見えるもの全てが色づいた」




(感謝してもしきれないな…)




「見える景色が変わったのは、オレもだよ。それに景色が色づいて見える様になったのは、凛那自身が変われたって事だと思うな…」




「私が…?」




「オレは、少し手伝っただけで変われたのは凛那が頑張ったからだよ」




(加賀美ってホント不思議な奴だな)




「加賀美がそう言うならそうなんだと思っとくよ」




「おう!そろそろ帰ろうよ」




「あっ、私日誌出して来る」




「一緒に行こうか?」




「私は、小学生じゃないから大丈夫。教室で待ってて」




「分かった!」




この時の私は、この後怖い思いをする何て思いもしなかった…











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