想い続けて・・・
想い続けて・・・
「どうしてですか!? なんで私じゃダメなんですか!?」
私の叫びが会議室に響き渡る。
「なんでって言われても……」
叫びを受け止める彼は、渋い顔を浮かべるばかり。
「私はあなたのこと、こんなに好きなのに!」
「うん、君が僕のことを好きなのはよくわかってる」
「じゃあ、なんでっ……!」
「でも、君にメリットがあっても、僕のメリットが見つからないんだ。君は僕に何を与えてくれる?」
シン……と静まり返る会議室。
「……答えが見つからないのなら、失礼するよ」
バタン。扉が閉まる。
今回も、私の恋は片思いのままだ。
入社して5年。
ずっと彼の背中を追い続けてきた。
伝える機会がある度に、彼への想いをぶつけてきた。
私がどれだけあなたを想っているか。
あなたとどんなことがしたいのか。
これから、どうなっていきたいのか。
でも彼は、いつも渋い顔を浮かべて言葉を濁す。
私の欲しい言葉はいつももらえない。
私の想いは、伝わらないのだろうか……
私の叫びが会議室に響き渡る。
「なんでって言われても……」
叫びを受け止める彼は、渋い顔を浮かべるばかり。
「私はあなたのこと、こんなに好きなのに!」
「うん、君が僕のことを好きなのはよくわかってる」
「じゃあ、なんでっ……!」
「でも、君にメリットがあっても、僕のメリットが見つからないんだ。君は僕に何を与えてくれる?」
シン……と静まり返る会議室。
「……答えが見つからないのなら、失礼するよ」
バタン。扉が閉まる。
今回も、私の恋は片思いのままだ。
入社して5年。
ずっと彼の背中を追い続けてきた。
伝える機会がある度に、彼への想いをぶつけてきた。
私がどれだけあなたを想っているか。
あなたとどんなことがしたいのか。
これから、どうなっていきたいのか。
でも彼は、いつも渋い顔を浮かべて言葉を濁す。
私の欲しい言葉はいつももらえない。
私の想いは、伝わらないのだろうか……
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