野獣さんとお姫様
凪ちゃんなんて、放心状態。


あ!そっか、彼ら五人将だから?


…もう、なんだろ…


って、ここ教室なんだった。


すごい視線(特に女子から)


「あ!りーくん!なんで、ここにいたわけぇ?」


「あ?美羽を迎えに来てやったんだよ」

「えー、僕もりーくんのことぉ、迎えに行ったのにぃ!」


すれ違いです…ね。


よくある…よくあ…るのかな?


「ほらぁ、急ぐよ!」

「あー、だりぃ」

そう言って、教室を出て行った二人。

凪ちゃんは、まだ放心状態。


体を揺すってみたり、頬をつねったり…


とりあえず、戻ってきてほしい。


この、教室の空気…耐えられないか…ら。



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