野獣さんとお姫様
えっと、確か…リト様。


「え、りーくんもこの子のこと知ってるの?」


色気のすごい…人。


チラッと、凪ちゃんを見ると……


あ、どっかいってる…。


「んふ。どうしたの?そんなに僕のこと見て。あ!まさか、僕のこと好きになっちゃった?」


私は、その言葉に必死に首を横に降る。


な、んだっけ。こーゆー人のこと。


本で読んだことある…プレイボーイ!!


でも、カッコイイから妙に納得してしまう。


「君、名前は?」

そう言って、ニヤッと微笑む。

本当にすごい色気。

どうしよう。答えた方がいいのかな?


「……裸だっけ?」


え、?

裸?ど、どういうことだろう。


「え?裸ちゃんってゆーの?」


私のことだったの…?


「……まじで、裸ちゃん?」


「…ち、違います。遥です。」



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