野獣さんとお姫様
案内されながら、色々なところを歩く。


ああ、私…ちゃんとここにいる。


そう実感することが出来る。

前までは、考えられなかった。

自分の足で、学校にたってるよ!


思わず、涙が出そうになった。


「ここで、最後やが!」


そう、言われ案内されたのは音楽室。


そっと、扉を開けようとしたら…中から
とても優しくてきれいな歌声が聞こえた。

誰が歌ってるんだろう?

そっと、扉を開けて入った。

「え、ちょ?!遥?」

凪ちゃんは、驚いていたけど それよりも
歌声の主を見たかった。


「覗き見とは行けないねぇ。悪い子は、お仕置きが必要かな♡」


ば、バレてた。

顔を上げるとそこには、整った顔がひとつ。


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