私は先輩の浮気相手 番外編。
その言葉に、一瞬立ち止まる。
まいは俺の目の前にやってきた。
「私...貴方に殺されたかけたんだから。
まぁでも?
結婚すればこっちのもの。
奴隷にでもしてあげるわ」
「そんな未来、俺は絶対にさせないから」
きつく唇を結んで、家の中へ入る。
「かすみっ!!!」
大声で豪邸内を走り回ると、俺の目の前に現れた人を見て、足が自然と止まる。
「何だ...久しぶりの帰省かと思えば。
あんな小娘まで連れてきて」
「かすみは...どこですか?」
俺がこの世で一番嫌いで。
唯一言うことを聞かなければならない人―。