私は先輩の浮気相手 番外編。
朝を迎えると、寝坊をしたせいで、適当に朝食を済ませて、家を飛び出した。
(...かすみのこと考えたら。
寝れるわけねぇし)
だらだら付き合うのも、きっとダメだろう。
このままじゃかすみが可哀想だ。
低血圧のせいか、頭痛が激しい。
目の前にいるヤツを、目を細めながら見つめる。
(おいおい...)
一番厄介な男が、目の前に佇んでいた――。
「しゅうと俺、一緒にいて2年目。」
言葉1つを丁寧に言うと、俺をじっと見つめていた。
「さぁどういう意味だと思う?」