私は先輩の浮気相手 番外編。





唯は嬉しそうに俯いた。

きゅっと隼人の腕を手に取ると、頭をこつんと当てた。



「馬鹿...ずるい..」


「ずるいのは、いつだって俺を惑わせる、唯じゃない。」




それ以上言われると、さすがの唯も、沸騰寸前になる。



隼人はそれを知ってか知らずか、相変わらず余裕そうにしている。




「そういえば唯?」


「へっ?」





何を言われるのかと驚いて、隼人を見上げた。



「今日の服装、可愛い。」


「!!!!!」


「顔、赤すぎるけど。大丈夫?」


「~!隼人のばかばかばかぁっ!!

余裕でずるいぃっ」


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