現実なんてこんなもんだ。
私の周りの席は空いていて、まだ私の友達たちが来ていないことがわかる。
(昼頃には来るでしょ。)
隣の席の堀内 彩芽【ほりうち あやめ】、前の席の水沢 伊織 【みずさわ いおり】、右前の足立 真央 【あだち まお】の事を思い浮かべながら、教科書を鞄からだした。
見た目が派手だから、ギャルだとか不良だとか言わらるけど、授業は結構真面目に受けてるし、テストの点数もそこそこ良い…
2時間目が終わって次の授業まで携帯を弄っていたら、明るめの茶髪でショートヘアのアヤ(彩芽)が来た。
「ももちゃんおはよー。」
欠伸をしながら私 花寺 桃香【はなでら ももか】の名前を呼びながら、隣の席に座った。
『アヤおはよ〜。』
「相変わらず学校に来るの早いね(笑」
『お前らが遅いんだよ(笑』
「そー言えば真央がまた彼氏と別れたれしいよ(笑」
『またか(笑』
「またです(笑」
『相変わらず男癖が悪いねー』
「んな(苦笑」