BEAST POLICE年末特別警戒スペシャル
そうやって粗方トラップを起動させ、爆弾を無力化させる。

既に殆どの罠は使い物にならなくなっていた。

「よし、前進だ」

倉本と巽を先頭に、警官隊が島の奥へと進む。

海岸線に沿って進むと、海岸近くのコンクリートブロック造りの小屋が見えた。

他に何もないこの島で、瀬尾が潜伏しているとすればあの小屋以外にない。

だとすれば、あそこに環も…。

思わず巽が駆け出そうとして。

「!!」

小屋の窓から投げられたパイプ爆弾が、巽達の至近距離で爆発した!

破片効果を目的として、内部に詰め込まれた釘や細かな金属片が飛散し、警官達を殺傷した。

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