BEAST POLICE年末特別警戒スペシャル
しかし班員は、今回の爆弾魔は、それらとは違うという。
「精神に病を持っているというよりは、独自の哲学や理論を持つ人物のような気がします。決して変質者や異常者の類じゃない」
「倉本さんの言ってた通り、インテリって事か?」
巽の言葉に、班員は頷いた。
「航空機に仕掛けられていた爆弾は、巧妙に幾つものトラップが仕掛けられていた。爆弾製造技術は勿論の事、爆弾に対する愛情のようなものまで感じられる。余程特別な感情を持っていないと、あれ程精密なものは作れない。『好きこそものの上手なれ』ですよ」
「爆弾に対する愛情…ねぇ…」
訳が分からんとばかりに、巽が椅子の背凭れに寄りかかる。
「精神に病を持っているというよりは、独自の哲学や理論を持つ人物のような気がします。決して変質者や異常者の類じゃない」
「倉本さんの言ってた通り、インテリって事か?」
巽の言葉に、班員は頷いた。
「航空機に仕掛けられていた爆弾は、巧妙に幾つものトラップが仕掛けられていた。爆弾製造技術は勿論の事、爆弾に対する愛情のようなものまで感じられる。余程特別な感情を持っていないと、あれ程精密なものは作れない。『好きこそものの上手なれ』ですよ」
「爆弾に対する愛情…ねぇ…」
訳が分からんとばかりに、巽が椅子の背凭れに寄りかかる。