BEAST POLICE年末特別警戒スペシャル

やがて、ゆっくりとではあるが、車列が動き始める。

この分だと、警察署に到着するのは後一時間後といった所か。

溜息をつきながら、運転席の警察官がアクセルを踏んだ時だった。

目の前が、真っ白に染まった。

警察官達も、護送中の少年達も、何が起こったか分からない。

分からないままあの世に行った。

突如、車列の中のパトカーが大爆発！

炎に包まれた。

悲鳴を上げる通行人、パトカーの前後にいた車も爆発に巻き込まれ、車列にいたドライバー達は車を乗り捨てて逃げる。

炎は勢いを増し、次々と他の車にまで燃え移る。

助けを呼ぶ声、消防に通報する者。

その場は大パニックとなった。