その一言を聞きたくて
あの、あなたはもしかして…。

友樹がそう聞くと男はニコリと笑った。

そう、あの時君にお酒を配ってたのが俺さ。
あの日はショーがあったからドラァグの格好してたもんな。
すまんすまん。
俺は、ヨウジってんだ。よろしくな。

ま、また知らないワードが…。
友樹は首をかしげる。

え?ドラァグクィーン知らないの?
まさか、お前ノンケなのか!?

もう、知らないワードだらけで何も言えないよ…。
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