その一言を聞きたくて
お酒を沢山いただきましてありがとうございました!

トオルにそう伝えて、店を後にしようとした友樹。

ただ、誰が見てもフラつきながら歩く姿に見てられないとばかりにトオルが肩を貸した。

うーん、これは1人で帰るのは難しそうだね…
そうだ!俺が近くまで送っていくよ!

トオルが心配そうにそう言った。

友樹はそんな迷惑はかけられないと断ろうかとも思ったが、たしかに1人で歩いて帰るには厳しいと感じていたため、お言葉に甘えて送ってもらうことにした。

ママさんも心配そうにしていたし…ね。

それじゃあ…すみませんがお願いします。

そう言うと、友樹はトオルに肩を貸してもらいながら店を後にするのだった。
< 43 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop