その一言を聞きたくて
いや、この前さ…大輔と俺がお泊まり会的なのしただろ?
あの時…俺、大輔に告白したんだ。
好きだ!付き合ってくれ!
って、ストレートにな。
でも、アイツは好きな人がいるからダメだ…ってさ。
好きなやつってのがさ…あのさ…

話の途中で突然考え込む大地。

いや…なんでもない!。
あの、あれから俺はアイツとどう接していいか分かんなくなっちまったんだ!
だから…アイツを支えてやれるやつがいないとダメだろ?
だから、辞めない欲しいんだよ。な?

そう言うとニッコリ友樹に笑いかけた。
ちょっと無理してる感じもするが、あえて指摘しなかった。

そんな事があったのか…。
だから、学校でも距離を置いてたんだな…。
俺が…俺が支えないと。

大地の話を聞いた友樹は大きく頷くのだった。
< 50 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop