その一言を聞きたくて
そっか。
それじゃ、アイツの事は頼んだぜ。

大地はまたもや無理して笑う。
本心は今でも好きなんだな。
俺でもわかる。

これ以上居ても大地が苦しいだけだと思った友樹は大地の家を後にした。


今日も…いろいろあったな…。

友樹は夜空を見上げながら今日起こった出来事、大地の事、大輔の事を思い浮かべていた。
ノンケの世界と同様に、ゲイの世界にもいろんな人がいる。
良い人悪い人いろいろ。
でも、それで俺はゲイに懲りたりはしない。
大地や大輔のように、純粋な心を持った人もいるんだから…。

そうして、友樹は明日からもゲイ活を続けることを誓うのであった。
< 51 / 77 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop