その一言を聞きたくて
しばらく俺は夢を見ていた。

夢の内容は、俺が大輔と一緒に遊ぶ夢。

一緒にご飯食べに行ったり

一緒に映画を見たり

眺めのいい高台に登ったりしてた。

それで、気付いたら日が傾いてきていて

夕陽が綺麗だね。っていう大輔に俺が不意にキスをして…


えっ?

ちょっと待てよ…俺が…大輔…と?

これは、夢だよな…夢…



そう考えていても夢の内容に胸がドキドキしてきた。
初めて感じるこの不思議な感覚。

ちょっと…どうしたんだ俺…。
ちょっと…待ってくれ!

胸の苦しさに耐えかねた友樹は夢から目を覚ました。
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