その一言を聞きたくて
しかし、友樹はなかなか行動に移せない。
友樹はキスの経験がなかったのだ。
緊張が先行してしまい固まってしまう。

現代での俺は、いったい何をしてきたんだ…。

と、恨むばかりであった。

悩み続ける友樹。
しかし、そうこうしている間に大輔が目を覚ましてしまった。

あれ?友樹じゃん。
お見舞いに来てくれたの?

しんどそうに話す大輔。

おう!
いきなり学校休んだから心配したぞ!
ほら、お土産!

友樹は平然を保ちつつ持ってきたドリンクを渡した。

ここまでは順調に行っていたのだが…。
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