永遠の愛をキミに~星空を見つめて~
彩は、どのくらい大きくなっただろう。


可愛かった彩だからもっと可愛くなったかな?



彼氏なんかできていたらどうしよう。

楽しみだけど少し不安。



学校につき、深呼吸してから教室に入るとすぐにわかった。



彩…。



だけど彩は気づいていない。


俺が名前を言うと、彩はいきなり顔を上げた。


そして、口をポカーンと開けている。



「ふっ。かわいー。」
小さい声で俺が言った。



彩の隣の席とか、嬉しすぎるだろ。


近くで見る彩は、4年前なんかよりはるかに大人で可愛かった。





だけど、笑っていない…。


あの輝く笑顔はなかった。

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