永遠の愛をキミに~星空を見つめて~
~圭人の優しさ~
1時間目が始まった。


特にしゃべることがなかったあたしは、ずっと黙っていた。




でも、チラチラ圭人がこっちを見ている。


気になったあたしは、圭人に言った。



「けーと、どうしたの?なに?」


「あ… いや…。なんでもない。ごめん。」


「そう。」

どうしたのだろうと思った。



でも、あたしはすぐわかった。




―あ~、あたしに気をつかってる。

さすが圭人だね。


「ごめんね。けーと、気つかわせて。」


「ううん。でも、彩。1人でため込みすぎないでね。」

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