永遠の愛をキミに~星空を見つめて~
宇宙はキラキラした瞳でこちらを見てきた。
そんな顔されたら、友達になるしかないじゃん…。



「でも、あたしと友達になったら、不幸になるよ?」


「大丈夫だよー。オレ、幸運の持ち主だから。」


「あ、そう。」


なんて明るい奴なんだろうと思った。


あたしには、まぶしすぎるくらい。



でも、この時初めてあたしに圭人以外の男友達ができた。



自分勝手で明るくチャラい、宇宙という友達が。



このやり取りを、宇宙の隣の席で見ていた、あたしの唯一の親友、相原沙奈はなぜか泣きそうだった。


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