永遠の愛をキミに~星空を見つめて~
「え…何言って…」




「圭人が早く気持ち言わないからー。オレがせっかく譲ってあげるのに…。彩ちゃん、かわいいから誰かに取られちゃうよ?」




「そ、それは…ダメだけど…。」




「でしょ?じゃあ、決まりだね!いつ空いてる?」




「今度の日曜日なら空いてる。」




「オッケー!」



そう言った宇宙は凄く笑顔だった。




宇宙は凄い奴だ。



本当は、苦しいくせに、いつもと変わらない笑顔をしている。




俺にとって宇宙は、怖い存在。



そして、邪魔な存在だった。



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