永遠の愛をキミに~星空を見つめて~
沙奈はあたしに、助けてと言いたげな目を向けていた。





だから、あたしは大丈夫と言うように頷いた。





でも、あたしは少し嬉しかった。





圭人と一緒に歩けるなんて。







そんなことを思っているとき、口を開いたのは、宇宙だった。




「んじゃあ、沙奈ちゃん行こ?」



「う、うん。」



「はい。」



「え?なに宇宙。」



「手。つなご?」



「はぁ!?何言ってんの?宇宙?」



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