永遠の愛をキミに~星空を見つめて~
「そんなこと言わないでー。愛しの沙奈ちゃん。」



ふざける宇宙。



でも、その言葉にさえ、嬉しく恥ずかしい。




繋がれた右手が熱くなる。




「バカ」



「え、なんか言った?」



「べーつーにー。」




うん。宇宙はバカだ。



綺麗に整った顔。


キラキラする笑顔。


喋る言葉一つで周りを幸せにする。




でも、そんなこと、このチャラ男は気づいていない。



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