Christmas Love Letter 〜君を忘れる物語〜
差出人不明の私宛の手紙が送られてくるようになったのは 今から10年前、



私が6歳のクリスマスイブ。早起きするのがその頃から得意で好きだった私は、毎朝今日のように新聞を取りに行っていた。







けれどその日だけは、新聞以外にもう1通手紙が入っていた。



「きれー!」



キラキラと金色の刺繍が入ったその封筒は、まだサンタさんの存在を信じていた私の心を惹きつけた。






そして、私は誰にも言わずにその中身を見た 残念ながらサンタさんからの手紙なんかじゃなかったけれど……
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