さくらの檻の中で。(仮)


ーーーーその、まさかだった。


「俺、なぎのこと好きだよ」



いつもとは違う、
真剣な顔にドキドキした。

悠真とは
気も使わないし
一緒にいて楽で、楽しいから…



「俺と付き合わない?」


「うん、…付き合う。」


高2の春。

さくらが散る季節に


あたしは、
悠真と晴れて付き合うことになった。




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