さくらの檻の中で。(仮)
…なっ……
やだ、やなんだけど……
そんな言い方されたら……
「…やります…」
断れないじゃんかぁぁぁあ!!!
五十嵐くんも、
なんか微笑んでるし。
悪魔だ。
あれは悪魔の微笑みだ、絶対。
「じゃー、ふたりは
このあとこれ書いていけよー」
…なんで…こうなった……
もしかして、
五十嵐くん、このクラスの女子の名前
隣の席であるあたしのだけしか
知らなかったとか??!
数学満点だったのが
気に食わなかったとか??!