届かないキミへ
〜始まり〜
出会い
始まりは、何気ない一言からだった。
高校1年の秋
ある日の休み時間、私は周りの席の子たちと恋バナで盛り上がっていた。
「みんな青春してるね〜」
そう、この時私特に好きな人も気になっている人もいなかった。
確かに青春はしたいと思っていた。
でも私の通う高校は元女子高なため男子が少ない。
それに私たちのクラス1組は男子が4人しかいないから恋愛しようにもしようがない。