届かないキミへ


普段からあまり携帯をいじらない私はLINEのアプリの通知自体をOFFにしていた。

だからきっとすぐ話も終わると思っていた。

「まあ、なんでもいいから仲良くね!」


「もー、わかったよー。」


少し後ろ向きな気持ちのまま午後の授業を受けて、学校が終わって掃除当番をさぼり
いつものように友達とおしゃべりしながら電車に揺られ家に帰った。


もちろん携帯をいじることなく私はテレビを見始めた。


数時間後、ふいに学校で話していた香織とのことを思い出してたLINEを開いた。
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