【完】私の世界はキミの色〜甘酸っぱい恋〜
あの嘘告の日から10日経ち、私と丘本は一緒にいる事が多くなった。
まあ、理由は丘本の恋愛相談を聞くためなんだけどね。
他意は一切ない……はず。
いつも通り丘本と一緒にお昼ご飯を食べに屋上に行くと
「ずっと好きでした。付き合ってください。」
という可愛らしい女の子の声。
覗いてみるとそこには声にお似合いのピンクに頬を染めた女の子。
この子知ってる…。
隣のクラスで可愛いって評判の子だ。
でも丘本はハッキリとした口調で
「ごめん。好きな子いるから。
でも気持ちは嬉しい。ありがとう」
と告げた。
そして可愛い女の子が走っていくのが見えた。