【完】私の世界はキミの色〜甘酸っぱい恋〜




「なんだよ〜」







そう言って私から遠ざかった。



と思ったのに、







「もしかして俺に惚れた?」








と言って薄く笑みを浮かべた。



その仕草にまたうるさくなる心臓。







「んなわけあるかっ‼︎」







私は気持ちを抑えるように大きな声を出した。


でもここでそうだよって言ったらどうなるんだろう。

まあ、困る事は目に見えてるけど…。








「ムキになんなって、冗談だろ?」







それが冗談に聞こえないんだっつーの!


私の心臓壊れそうだよ。


どうしてくれんのさ。






好きになっちゃダメ…そんなの分かってるのに。




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