【完】私の世界はキミの色〜甘酸っぱい恋〜
分かってたけどちょっとショック。
まあ、応援する以外の答えが返ってきたらビックリだったけど。
「あっそう言えば!普通に話しちゃってた」
「ん?何が」
急に言いだしたかと思えばこんなこと
「今日は相談があんだよ」
「相談?なになに!?」
そして咳払いを二回。
少し頬を赤らめ話し始めるハル。
「今度さ、中村と話してみたいんだけど…」
「話せばいいじゃん」
「何を話せばいいかわかんねーし」
そう言って背を向けたハル。
耳まで赤くしてる。
可愛い、とか、いい顔見れた、とか思う一方
『あの顔は華桜に向けられたものなんだ』
と感じて落ち込む自分もいた。
もう、自分の気持ちが分かんない。