【完】私の世界はキミの色〜甘酸っぱい恋〜
「はぁはぁっ……っうぅ、ぁんっで?…っなんでよっ…私の方が…うぅ〜…私の方が好きなのにぃ。華桜より…はるのこと…すきなのにっ!!」
ここに居もしないハルに言う。
いないけど。
正面向かって伝える事はできないけど…。
でも、伝わっちゃえばいいのにな、なんて思っちゃう私は意気地なし。
本当は、伝わってほしいけど…伝えたら、傍にいる資格すらなくなっちゃう。
本当にハルが好き。
好きなの。
もう取り返しつかないんだよ。