【完】私の世界はキミの色〜甘酸っぱい恋〜
「そう?そんな風に見えないけど?言いたくないなら言わなくていいけど、無理しないでね?もっと頼っていいから。」
華桜は優しい。
だから、私は普段は華桜に頼りっぱなし。
「凄い華桜には頼っちゃってるじゃん!これ以上何を頼るの?」
「本当に無理はしないでね!私は三月の恋応援したいから!言ってね?」
「うん!その代わり華桜も言うんだよ?」
「じゃあ、約束ね!」
「うん!」
華桜と約束した瞬間から約束を破ってる私。
それに、今約束したってことは華桜は私にハルとのことを相談する日が来る。
その時だって嘘をつかなきゃいけない。
今まで華桜に嘘ついたことなんてなかった。
だから、余計に罪悪感。
ごめんね。華桜。