【完】私の世界はキミの色〜甘酸っぱい恋〜
そして、ミツの俺を避けるような日々が3日も続いた。
昼も屋上に来なくなった。
そんなある日。
「春くん!」
突然華桜に話しかけられる。
「ん?」
「三月どうしちゃったのかな?」
「なんかあったのか?」
3日も無視され続けた俺は少し不機嫌ながらも華桜に聞いた。
「朝、一緒に行くのやめようって言われたの。」
「ミツに?」
「うん。あと、話しかけてもすぐ終わらせようとして違う人の方に行ったり…」
華桜まで被害にあっている。
そう思った俺は、教室にいなかったミツを探して、理由を聞こうと思った。
その時の俺は華桜が苦しむのを見たくないという気持ちでいっぱいだった。
ミツの気持ちなんて考えてなかった。