円満破局
あとがき




初めましての方もお久しぶりの方もどうも、ひい。です!

なんとかNKST短編賞に応募用の作品を書き上げることができました。



募集テーマは『史上最強の学園ストーリー』ということで、私なりの史上最強を考えていました。

ですがなかなか決まらず……。

案をいくつも出していた時に、どこかで『円満離婚』という言葉を目にしました。



円満に離婚を決めることがあるなら、円満に破局する……別れることもあるのでは。

実際に私自身が円満に恋を終わらせることを求めたことがあったので、このタイトルが決まりました。



ですが、恋を終わらせるというのは大変で。

私の時はうまく別れることはできませんでした。

私も傷ついたし、相手のことも傷つけた。

理想の別れを押しつけて、辛い想いをして……付き合ったことは後悔していませんが、もう少しうまくできたならと思いました。



だから笑花たちも不器用に求め、すれ違い苦しむことになったのかもしれません。

それでも、これでよかったのでしょう。

だって、綺麗じゃないものが、失敗したくないのにしてしまうものが恋だと思うのです。







史上最強の美少女とか、史上最強のラブコメとか、史上最強のギャップとか。

そんなテーマで書かれたものを実際に読んで、素敵だなと思う作品がたくさんありました。



でも私は最終的になにかと比べるのではなく、私にとっての史上最強ではなく。

笑花とはるくんにとっての史上最強を描きたいと思いました。



等身大な恋のずるさや純粋さ、悩み、苦しみ、痛み。

満たされない、理想通りにならない、うまくできない、彼女たちにとって今までにないそんな恋を。



自分にとって史上最強に好きな人とも言えますが、細かな史上最強ポイントはうまく言えないです。

雰囲気で感じ取っていただけたらなと思います。





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