恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
「.......」

じつは猫舌の私は、食べたくてもまだ食べることが出来ない。

箸で麺をはさんだまま、冷めるのを待っている。

「猫なのか?子ども用の茶碗もらってやろうか?」

にゃ〜て言ってみ?とからかう。

そろそろ食べごろかも....


ズルッ


わあぁ~!

「美味しい!!どれだけでも入っていくよ」

大喜びの私に、

「だろ?餃子も絶品だから、食べたいところだけど、客先で臭うとヤバいから、また今度な?」

一つ隣の席のサラリーマンが、餃子を食べてて、うらやましかったんだよね...

ニンニクたっぷり使ってるみたいだから、今日は諦めよう。

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