恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
鉢合わせ
「ちょっと声を落そ?そんなんじゃないから」
キョロキョロと、周りを確認する受付嬢たち
「ごめんなさい。久しぶりに都さんに会えて嬉しいのと、羨ましいのとが混ざっちゃいましたよ」
叱られた子犬みたいに、三条さんが小声で言う。
「羨ましいだなんて!私だって、綺麗で
イキイキと仕事してる二人が羨ましいよ?」
ふんわりと巻かれた髪に、完璧なメイク、ピシッと背筋を伸ばして受付で仕事をする二人は、本当に素敵だ。
それに引き換え、私の格好ときたら、シンプルなVネックのニットに、スリムパンツという素っ気ない。
髪も自然に後ろへ流してるだけだし、メイクは適当だ。
キョロキョロと、周りを確認する受付嬢たち
「ごめんなさい。久しぶりに都さんに会えて嬉しいのと、羨ましいのとが混ざっちゃいましたよ」
叱られた子犬みたいに、三条さんが小声で言う。
「羨ましいだなんて!私だって、綺麗で
イキイキと仕事してる二人が羨ましいよ?」
ふんわりと巻かれた髪に、完璧なメイク、ピシッと背筋を伸ばして受付で仕事をする二人は、本当に素敵だ。
それに引き換え、私の格好ときたら、シンプルなVネックのニットに、スリムパンツという素っ気ない。
髪も自然に後ろへ流してるだけだし、メイクは適当だ。