恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
「初めはさ、旦那さんに遠慮してるおまえを見て、つまんない女だと思った。

俺だったら、好きな女に自分のしたい事を、諦めさせるなんてさせない。

俺だったら…て。イライラした」


まっすぐに、力強い目が私を見つめる。


ぞくっ…


ああ、私はこの瞳に弱いんだ…

吸い込まれそう…


「好きだ。都、俺のものになって」


ドキッ


「早川君、でも…私には」

「即答しなくていい。俺は待つよ」

「………」

言葉を遮られ、早川君をジッと見る。

「あんま、そんな目で見るな…襲うぞ?」

「……⁉︎」






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