恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
「この店さ…落ち着くだろ?ハーブティーは種類も多いし、都を連れて来たかったんだ」

「うん。親しい人のお家に、おじゃましてるような温かい雰囲気だね。
ハーブティーも美味しい」

カップを両手で包み込む。

「ああ。落ち着くなぁ…」




「アレンジの花材で、必要な物があったら言えよ?届けるから」

「……実は、ほとんどの花材を実家へ送ってしまったの。もう、アレンジはしないつもりだったから」

私がそう言うと、早川君は目を大きく見開いた。

「……っ!」








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